Q.断熱材を使えば結露はしないの?
A.  高温多湿な日本では昔から、断熱材とは無縁の隙間だらけの木造つくりの家で、風通しの良さで結露を防いできました。
 夏は良いのですが、冬は暖を取る以外ただただ我慢をするしかなかったのです。
 戦後、住宅の工業化に伴い、欧米から外部に接する床や壁などを通じて部屋内部の熱を逃がさないことを目的に持ちこまれた断熱材がグラスウールでした。断熱する為には、熱を伝えにくい材料を壁の中に入れることが最適だからです。
 しかし、常に湿度が低い環境の欧米では、当時使われていたグラスウールも高温多湿な日本では上手くゆきませんでした。北海道、東北など冬に室内と外気温の差が激しい地域では、透湿、調湿性の低いグラスウールやロックウールでは、壁内で結露し、腐ってズリ落ちて木も腐らせてしまうという事故が多発したのです。
 結露は当たり前の時代、気密の考えもなかった頃の話です。そこから、断熱材の種類や気密の重要性が研究されるようになったのです。
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